
個別指導方式の指導形態
同じ時間に1人の先生が複数の生徒を指導することもある
個別指導塾の指導は、個別といっても必ずしも1対1ではなく、先生1人に生徒2人あるいは3人という場合が少なくありません。たとえば、学習が遅れていて手とり足とりの指導が必要な生徒の場合には1対1が有効なことが多いですが、そうでなければ、ずっと生徒の横にぴったりついて指導するより、自分1人で考える時間があったほうが伸びる生徒がいるからです。先生が解き方の説明などをして例題などを一緒にやったら、生徒は自分の力で問題に取り組むことで理解を定着させることができます。うまく答えが導き出されれば、自信につながりますし、分からない点やつまずきがあれば、先生はすぐ近くにいるので、そのたびに質問をして解決することができます。
自分専用のカリキュラムで学ぶ
個別指導塾の一番の特徴は、自分にあったレベルの指導が受けられるということです。底辺の成績の生徒が基礎の基礎からやり直し学習をすることもできますし、中学生が高校レベルの学習をすることも可能です。それぞれの生徒にあったカリキュラムを考えてもらえるので、苦手科目の克服や学校の勉強では物足りない人の発展学習などにも向いているといえます。内容だけでなく、ペースも自分に合わせられます。一つのことに時間がかかっても、先生に何度質問してもいいので、わからないところをそのままにせず、じっくりと取り組むことができます。その日にやったことを定着させる宿題が出されたり、教室によっては、毎日の家庭学習の計画を立てて指導してくれるところもあります。