集団指導方式のメリット

カリキュラムに沿った指導で生徒を引き上げる

集団指導方式の最もよい点は、決められたカリキュラムに沿った指導が行われるところです。生徒個人の理解に合わせた授業の場合、無理なく理解できる程度の易しめの内容から扱っていくため、学習のペースが遅くなってしまいがちです。それに対して、カリキュラムに沿った集団指導方式の授業は、受験までのスケジュールから逆算して授業内容が決められているため、ペースが遅くなりすぎることがありません。

生徒の側も、自分を待っていてはくれないので、授業の進度に追いつこうという意識が働いてよい刺激になります。一つ一つの授業の内容を理解するためにきちんと予習、復習しなければならないため、自分のペースで学んでいく個別指導方式よりも成績が伸びるお子さんも多いです。

仲間やライバルがいるから伸びる!クラスメイトの存在

集団指導方式のもう一つのよい点は、周りにクラスメイトがいることです。普段の授業やテストのとき、ライバルの理解度や点数はほどよくプレッシャーになり、自分ももっと頑張ろうという意欲につながります。負けず嫌いの子ほどこの効果は大きいですが、あまり競争心の無いお子さんの場合も、仲間といっしょにいることで安心して学習に向かえるという利点もあります。

クラスメイトの存在は、日々の授業だけでなく、受験という大きな目標に向かう際にも重要です。遠くの目標に対してモチベーションを維持し続けるのは意外に大変なことですが、仲間が近くで同じように頑張っていることで、自分でも目標を再確認したり、やる気がでてきたりするものです。お互い切磋琢磨して学び合い、励まし合っていけるのが集団指導のよさといえるでしょう。